最近の結婚式の演出について

結婚式や新婚旅行を不要だと考えるカップルの他に未婚男女の増加

最近の結婚式の演出について 高度経済成長時代は昨今のように未婚で独身のまま過ごす男女が目立たず、20代後半になると結婚し、ホテル等で結婚式を挙げてから豪華な披露宴を開催してハワイなど海外へ新婚旅行に出かけることが定番になっていました。ところが、買いたくても買えなかった電化製品や家財道具を買い揃えるだけの経済力がついてきた頃になると冠婚葬祭に対する社会の考え方に変化が現れてきました。中でも、近親者間あるいは近所同士の葬儀の仕方、あるいは若い人たちの結婚に対する願望などが大きく変化してきました。

特に、失われた20年に代表されるデフレ気味の不景気な時代は産業界の規制緩和によって働き方が多様化した時代でもあるのですが、次第に2、3百万円の年収で働く非正規雇用者の増加により日常生活するだけで精いっぱいの若者が増えたため、結婚したくてもできない人が増えただけでなく、結婚しても結婚式を挙げずに役所への結婚届だけにしたり、新婚旅行に出かけないカップルが増えているようです。働き方の多様化や収入の少ない生活が冠婚葬祭に対する考え方にも変化を与えたように思います。

いずれも経済的な余裕のなさが主な原因のようですが、人生の門出に親族や同僚あるいは友人、知人を結婚式に呼んで門出を祝ってもらわず、楽しい新婚旅行の思い出作りも省略する程に厳しい節約生活を強いられているカップルがいる他に、働き方や生活の多様化が男女間の契約である結婚自体にも入り込んでいて、役所へ婚姻届を出さない同棲が増えたり、結婚式や新婚旅行そのものを不要だと考えるカップルが増えているのだそうです。

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